厚生労働省は、妊娠を理由とした解雇を撤回するよう求めた是正勧告に従わなかったとして、男女雇用機会均等法に基づき茨城県の医院名を公表した。マタハラで事業所名を公表するのは初めて。厚労省によれば、公表された茨城県牛久市の牛久皮膚科医院は、女性職員を妊娠を理由に解雇し、その後、茨城労働局が解雇撤回をするよう助言や指導、勧告を行ったが拒否。厚労省の是正勧告にも「均等法を守るつもりはない」と従わなかった。
労働者派遣法改正案が施行予定日(9月1日)を迎えても成立しない異例の事態となった。現行法に基づく「労働契約申込みみなし制度」が10月1日に施行されると現場が混乱するとして与党は9月30日施行への修正を提案しているが、野党は反対としている。改正案は6月に衆議院を通過したが、参議院では日本年金機構の個人情報流出問題などで審議が中断し、採決に至っていない。
経済産業省が発表した全国の中小企業と小規模事業者を対象にした賃上げの調査結果によると、2015年度に社員の基本給や賞与を増額した企業は67.6%と、昨年度から3.3ポイント増加した。景気回復により人材確保に動く企業が増えており、ベアを実施した企業も賃上げした企業の26.9%と、昨年度を4.7%上回った。
厚生労働省の発表によると、7月の有効求人倍率は1.21倍で、1992年2月以来23年5カ月ぶりに1.2倍を超えた。最高は東京都の1.76倍、最低は埼玉県・沖縄県の0.84倍。同日に総務省が発表した完全失業率は前月より0.1ポイント低い3.3%で、3カ月ぶりに前月を下回った。
参議院内閣委員会は、マイナンバーと基礎年金番号の連結を最大1年5カ月間凍結する修正案を盛り込んだ「マイナンバー法改正案」を可決した。修正が入ったため参議院本会議で可決後、改めて衆議院へ送り、来週の衆議院本会議で成立する見通し。当初案はマイナンバーを預金口座に紐付けることで税金や保険料の徴収に役立て、年金分野でも活用する予定だったが、凍結中は年金相談や支給申請手続等にマイナンバーを使うことができない。具体的な凍結期間は政令で定める。